新任での環境大臣ですが、次のような発言をしています。
プラスチックのゴミによる汚染が問題ということもあっての発言でしょうが、実はこの前の環境大臣、中川雅治も以前から繰り返し主張していたようです。(今回調べ直して初めて知りました)
奇しくも、この二人東京大学法学部出身の官僚から政界入りした経歴です。
レジ袋の削減という問題は、象徴的な意味はあるかもしれませんが、実質的に石油資源浪費を防ぐことにもならず、またプラスチックゴミ削減の効果も怪しいものです。
それよりも何より、「環境大臣ってこんなことしか言わないの」というのが最大の問題点でしょう。
環境省は、1960年代までの公害と言う名の汚染垂れ流しでの環境悪化の対策のため、環境庁として1971年に発足し、さらに2001年に省に昇格したものです。
環境庁ができた当時も、公害の最悪の時期は脱し徐々に改善されていたのですが、2001年にはすでにかつてのような環境問題は一段落し、省としての存在意義があったのかどうか分かりません。
そのためか、二酸化炭素温暖化に異常に入れあげたり、放射線汚染を管轄したりと、仕事の確保にやっきのようです。
それにしてもレジ袋有料化の義務化とは、大臣が何度も言うほどのことでしょうか。
本当に環境云々と言いたければ、化石燃料使用の即時停止とか、自動車使用の全廃とか言ってもらいたいものです。