爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

もしもバイデンが撤退を決めたらどうなるのか。複雑な米大統領選。

バイデン大統領が再選を目指している米大統領選ですが、テレビ討論会の惨状にバイデンに撤退を促す動きもあるという混乱した状態になっています。

ただし、ほぼ1年かけるという大統領選に向けた手続きの中、すでに半分以上が進んだ今、撤退ということが起きた場合はどうなるのか、その可能性を探ります。

news.yahoo.co.jp民主党共和党共に各州での予備選で候補者を選出するという手続きを続けていますが、まだ最終的な候補者決定には至っていません。

 

しかしこういった予備選制度というものが意外に新しく1968年のハンフリー副大統領候補がジョンソン大統領候補に代わって大統領候補になった時に始まったということです。

 

各州の予備選では勝利した者が代議員を獲得し、その代議員が最終的な大統領決定党大会での投票を行います。

もしも予備選が終了した州がある中で、大統領候補が撤退した場合はその投票行動は代議員次第ということになるのでしょうか。

するとそもそも「代議員とは誰なのか」というこれまで注目されていなかった問題が持ち上がってくるかもしれません。

スムーズにいけば予備選で勝った候補に投票するだけの存在であり、すでに予備選で終わった全州の代議員はバイデンに投票することを誓っているのですが。

 

バイデン撤退を決定した場合、誰かが名乗りを上げるのかも大きな問題です。

おそらくこれを好機と何人もの候補が出てきて大混乱というのもありそうな事態です。

 

もしも党大会終了後であれば、そこで決まった副大統領候補がそのまま大統領候補に横滑りというのがありそうな事態です。

 

さらに大統領選挙実施後に当選した大統領が就任前に辞任したら、やはり副大統領がそのまま大統領就任か。

 

それにしても、今さらながら「おかしな選挙制度だ」という感想を持ってしまいます。

 

現実の方は、これでもまだバイデンは大統領選継続を固持しており自ら撤退を決めることは無いようです。

そのまま突き進んでトランプ圧勝を許すのか。

まあウクライナ戦争は終わりそうですが。

ガザはさらに戦争が拡大するかもしれません。