池袋での車の暴走事故を起こした元高級官僚の被告が、車に異常があったことを事故原因だと主張していることで、批判が広がっています。
ただし、これまでも無数の自動車事故が起きていますが、実際に「車の異常」があったということもかなりの数発生しているということは事実でしょう。
何とか事故に至らなかった場合はその検証も可能ですが、事故になってしまった場合は車両も大破しており、なかなか証明もできずに「運転者のミス」にされてしまった例が多いのではないかと思います。
まあ、本件の場合は事故後の車両の検証も完全ではないもののできているようですし、何より、もしも車両異常があり「アクセルが戻らずに加速した」ということがあったとしても、それに対して「キーを廻してエンジンを切る」とか、「ギアを戻す」とか、そして何より「ブレーキを踏み続ける」という対応を何もしていなかったようで、ただハンドルを持ってぼーっとしていたというのでは、責任を逃れることは不可能でしょう。
単に責任逃れのための元高級官僚らしい狡猾な態度と見られても仕方のないところです。