爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

厚労省統計不正問題 有効な再発防止策をお教えしよう

労働者の勤務統計を厚労省が定められた方法以外で行ったという不正事件で、様々な方面に影響が出て、次年度予算も変更せざるを得ないということになっています。

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それも最近だけのことではなく、かなり以前からやっていた上に、明るみに出たら問題の時期の記録を廃棄したという証拠隠滅まで。

官僚の連中の国民を舐め切った態度もひどいものです。

明らかに意図的に統計を歪めており、その結果として失業給付金や労災給付金が少なかったとすれば、それをも意図したものであるということでしょう。

 

これは国民だけでなく政権与党すら蔑ろにしているということを、自公議員連中は理解しているのでしょうか。

それとも、もはや怒ることすら忘れてしまっているのでしょうか。

 

関係者を処分とか言っていますが、減給数ヶ月などというのは処分とも言えないものであり、たとえ責任者更迭などと言っても、しばらくの間ブラブラしているとそのうちに関連団体に天下りという、おなじみの路線に進むだけです。

このような、高級官僚と公益法人などとが作り上げた「官僚社会」そのものが問題です。

 

ここで、最も効果的な再発防止策をお教えしておきましょう。

 

それは、このような意図的な不正を実施した当人と責任者は、この「官僚社会」から永久追放するというものです。

 

考えてみれば、民間会社では大きな不正を行った従業員は「懲戒免職」にするのが当然です。懲戒免職では退職金はおろか、再就職斡旋もありえず、実に有効な「懲戒」効果が上がります。

さらに、実は公務員でも下っ端の連中にはこの「懲戒免職」がバンバンと使われています。

最近では、飲酒運転で検挙された場合にもほとんど懲戒免職にされているのではないでしょうか。

夜間に酒を飲んで、すぐに運転するのは無理だとして仮眠を取り朝になって運転したがまだ血中アルコール濃度が高かったという例も数多くあります。

 

確かに飲酒運転は重大な違反ですが、上記の厚労省不正のように明らかに意図的に国民に不利益を与える行為とどちらが重い犯罪でしょうか。

 

このような行為には、それなりの懲罰を与える。そのためには「懲戒免職」にあたる永久追放を課すというのが当然でしょう。