爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

見えてきた事故時の状況、幼児死亡の滋賀県大津市事故現場

昨日の事故発生より、テレビ各局総力をあげての取材が続けられているようで、集中豪雨と批判されようがやっている厚顔ぶりにも恐れ入りますが、それでも事故の状況をはっきりと見せてくれるという効果はあるようです。

 

事故の起きた交差点について、ずっと取材を続けているようで、その交通事情も分かってきました。

琵琶湖湖畔に沿っての道路で、事故は南側から来て右折しようとした乗用車に、北側から直進してきた軽乗用車が衝突し信号待ちをしていた保育園の園児の列に突っ込みました。

しかし、どうやらこの交差点では右折車両が非常に多く、長く待たされる場所のようです。

そのため、直進車両があってもかなり無理をして右折してしまう車両も多いようです。

取材のカメラが回っている中でも、直進車にブレーキを踏ませながら右折していくトラックもありました。

(社名が書いてあるのにはさすがにボカシを入れていましたが)

 

事故を起こした中年女性も、右折する前の車両に続いて右折を強行したようです。

その際に直進車が来るかどうかもしっかりとは確認しませんでした。

このような、軽率な運転をするドライバーも常日頃よく目にします。

彼女もそうであったのでしょう。

これから一生それを悔やむことになります。

 

ただし、責任が軽いとして昨夜のうちに釈放された直進車の女性ですが、現場には軽いブレーキ痕が残っていたというものの、止まることはできませんでした。

そのような交差点であれば、十分に注意して進行するべきだと思いますし、何かあれば急ブレーキで停車させること必要ですが、それができなかったのが残念です。

法的な責任は少ないのでしょうが、彼女もこれから一生後悔することでしょう。

 

このように、ただ単に軽率な女性、警戒感の乏しい女性が、それでも何人もの生命を奪ってしまう、それが自動車というものです。

テレビの番組では、保育園も十分に警戒していて、これ以上どうすれば良いのかといった意見も出ていました。

 

少々不便でも、自動車の使用に制限を掛け、特に市街地ではできるだけ走りにくいようにすること、それが「こうすれば良い」という答えです。

それが「どうしてもできない」ことでしょうか。