日曜の朝、のんびりしながら(まあ毎日のんびりですが)テレビなど見ていると、いつもの放談番組で「政権受け皿」談義です。
いよいよ安倍政権も先が無くなったと見えてきたのでしょうか。遅すぎるのですが、ようやくというところでしょう。
しかし、ここで「受け皿」とはなんでしょう。
安倍政権もデフレ対策や経済成長戦略では良かったけれど、政治姿勢が悪すぎるからそこだけ清潔な政治家に任せようとでも言わんばかりの様子でした。
「受け皿」論については、東京都議選が終わったあとに書いています。
確かに、安倍内閣の数々のスキャンダルはこれまでの歴代内閣と比べてもその質、量ともに群を抜いたひどさですが、しかしあの政権の一番のひどさはその看板政策のアベノミクス・デフレ対策等々であるということはこれまで何度も書いてきました。
年金資産などの国民の財産を株式などに投資し株価を釣り上げ、まぼろしの株式市場上昇を作り上げて景気回復のイメージを上げて支持率を上げ、本当にやりたい憲法改悪、安保法制整備などに邁進するという悪辣ぶりでした。
ここをきちんと取り上げて批判し、政権を葬るというのがまともな道でしたが、それができないまま結局は政権自滅のスキャンダル待ちでしかありませんでした。
ここでスキャンダルは批判し政権交代を唱えても、根本の間違いを論じないまま「受け皿」などと言い出しても、安倍亜流を作り出すだけです。
形ばかりの安倍批判にも目をくらまされることなく、本当に日本の将来を考えていく必要があります。
(「日本の将来を考える人を選ぶ」ではありません。自分のことなんだから自分で考えろということです。)
その点、もし参考になれば私の「脱エネルギー社会実現」という記事も読んで下さい。