爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

日韓関係修復の鍵は何か

さすがにそろそろ日韓関係も修復しなければならないということになったのでしょうか、嫌々ながらも安倍文会談が予定されています。

しかし、お互いの貿易関係の嫌がらせ規定の取り下げという点は進みそうですが、そもそも最初の棘であった「徴用工問題」についてはほとんど進むことは期待できません。

 

わずかに、韓国議会の議長から日韓双方の企業が拠出金を出してといった案は提案されていますが、これを日本政府が(日本企業は少しの金なら出しても良いと思っているでしょうが)飲む可能性はほとんどないでしょうから、この方向で進むことは難しいでしょう。

www.jiji.comこの案については韓国国内でも批判のほうが大きいようで、日韓双方でボロクソに言われています。

それほどひどいプランとは思いませんが、まあ現時点では無理でしょう。

 

 

以前にも解決策として示しましたが、今の時点でもこれが最良と思います。

sohujojo.hatenablog.com

このポイントは、「国際法違反をするような韓国政府は相手にせず、しかし元徴用工などの植民地支配当時の被害者に対して補償も謝罪もされていなかったのは事実なので、今からそれを日本政府として行う。」ということです。

韓国政府に対しては日本政府が払った費用を請求することになります。

これで徴用工などの被害者も救われ、日本政府の顔も立ち、安倍政権支持者も納得できるのではないかという、素晴らしいプランだと思うのですが。

 

なお、次善の策として、「補償はさらに日韓政府の間で交渉を続けるが、被害者への謝罪だけは速やかに行う」というプランもあります。

かつての日韓の1965年の基本条約、および請求権協定というものがある以上、国際法上の韓国政府の責務が果たされていないと言う事実は間違いなく、さらに交渉中に日本政府から被害者補償を持ちかけたが韓国政府が断ったという記録もあるために(記録はきちんと取っておくとこういう役に立ちます。決して改竄や廃棄が出来ないようにしておかなければいけません)日本側の優位は間違いないのですが、「被害者への謝罪」だけは無かったのはたしかです。

 

そのため、日本国の最高責任者の安倍首相が、韓国に赴きすべての植民地支配被害者とその遺族に謝罪して回るというのが最高の解決策でしょう。

さらに、北朝鮮にも残っている被害者に対しても、直接謝罪の機会を設けることで、日本の国際的な評価は急上昇すること間違いありません。

 

その上、それに首相が専念することで桜問題やTBS記者問題など、政権のスキャンダル追求の荒波にさらされずに済むという大きなメリットもあります。

 

これで、韓国に対する植民地支配の負の歴史を大きくプラスに変換することができ、安倍首相は日本の政治の歴史の中で燦然と輝く存在となることができるはずです。

それを花道に勇退すればご本人のかねての希望通りに名前を残すことができるでしょう。

謝罪行脚に行くことを強く薦めます。