爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

お酒の話 酒会社での体験 その1 概要

何度か書いたかもしれませんが、退職まで30年以上務めた会社は発酵会社でした。

そこで酵母やカビ、細菌といった微生物関連の仕事をした時期が長かったのですが、その中で40代に10年足らずの間ですが、酒類の仕事に就いたこともありました。

 

多方面の業務をやっていた会社ですが、ここまであちこちの部署を経験できた者はあまりいません。(まあどこでも使い物にならなかったのでたらい回しだったんでしょう)(カードのババ抜きみたいなものでしょうか)

 

微生物の話は以前に書きましたので、今度は酒類で経験したことを書きましょうか。

ただし、あまり詳細なことを書くと支障もあるので概略だけ。

 

 

会社全体で見れば、酒の酒類もあれこれと多く、また業務にも原酒の製造から瓶詰め、物流から販売といろいろな仕事がありますが、私の所属していたのはその中でも主に焼酎の製造・包装の部門で、その中で品質管理や製法研究といったことをやりました。

 

焼酎と言っても、原料用アルコール(高純度エチルアルコール)を割水して作る甲類焼酎というものと、米や麦、芋などを原料に作る乙類焼酎がありますが、そのどちらも製造していました。

 

ただし、会社としては甲類焼酎を古くから作っており、乙類焼酎はあとから参入ということで、なかなか品質も上がらずに苦労していたものです。

 

 

また、瓶詰め部門では品質管理を担当した時期が長いのですが、これも大変なところでした。

異物混入というのが酒類も含めた食品メーカーではもっとも問題となるところですが、製造装置が古いこともあり思わぬところから異物が入り込むという経験を嫌というほどしました。

 

 

その他、製造販売している製品の利き酒(ききさけ・官能検査をして品質チェック)ということも経験しましたが、なかなか経験の長い本職たちには及ばないものでした。

しかし、やらなきゃならない立場に追い込まれると何とかなるもので、結構分かってくると面白かったものです。

 

それでは、ぼちぼちと思い出したところから書いていきます。