もう仕事から離れて長いというのにまだ夢に見ます。
夢の舞台は酒類包装工場。いわゆる「瓶詰め」です。
実体験では、包装部門の運営担当にはなったことはなく、品質管理部門として関わっただけなのですが、夢の中では平気で指揮をしています。
それがなぜか、レトルトパックのものを詰めています。
もちろん、酒類にはそのような包装はありませんので実際は見たこともないのですが、その製造指示があり対応するところです。
不良品率も計算してある程度余裕を持って製造数を決めなければいけないのですが、それがかなり高いので倍以上の数を作らないと間に合わないということになります。
しかも同一形状で中身だけ変えるものを数種類、結局は不良品だらけになります。
かつて、実際に仕事をしていた頃の足元に火が付いたようなハラハラ感だけは今になっても身近な感覚として残っています。
登場人物にはかつての部下。ご家族が病弱だったために早退や欠勤が多く問題視されていた人でした。
つい最近ですが、新聞の訃報欄(地方紙なので詳しく載っています)に御本人の名前が掲載されており、まだ60代で亡くなられたようです。
思えば、会社を退職するということは数々の心の重荷からも解放されるということでもあります。
ただし、夢の中までは完全には解き放されることはないようです。