再エネでは有力候補と言われ続けているもののなかなか実用化が進まない地熱発電です。
その記事が出ていました。
agora-web.jp書いている人の名を見てびっくり。細野豪志氏です。
民主党政権でも閣僚となっていたはずですが、今はなんと自民党議員。どうなったのでしょう。
さて、地熱発電は特に日本では可能性が高いと言われ続けていますが、その割に進みません。
記事の中にもあるように、初期投資が非常に大きく民間では危険視されること。
さらに現在では地熱を活用しているのが温泉であることから、それを利用することで温泉の湯量に悪影響があるのではと危惧されるためとされています。
さすがに技術に対しては見る目が不足しているようで、本当の問題点には至っていません。
地熱は非常に潜在的エネルギーが高いのは事実ですが、それがあるのは地下の深部はるかに深いところであり、ところどころに浅い位置まで上昇しているところもありますが、極めて限られたところだけです。
もしも深い位置まで装置を伸ばしていけば可能でしょうが、それには莫大な設備が必要となります。
浅い位置で設置できるところには既に設置されているものもあり、大したものにはなりません。
まあ、可能な場合は開発しても良いのでしょうが、それほど全国的に広がって重要な位置を占めることにもなりそうもありません。
せいぜいパイロットプラント建設による研究開発で仕事を貰える研究者とプラント会社が儲かるだけでしょう。