岸田首相の年頭記者会見が開かれましたが、物価高対策をどうするのかと思えば「インフレ率を越える賃上げを要請」だけ。
そんな要請だけで動くならもうはるか昔に給与水準は上がっているでしょう。
軍備増強の方は戦後の基本方針を簡単に変えようという「実行力」を見せながら、本来の政治はほとんど策もやる気も無いようです。
アベノミクスの「トリクルダウン」は起きなかったと、失政であることを認めたのは当然としても、それを是正する方策が「賃上げお願い」では。
少子化対策も口先だけは重要視するようなことを言っていますが、どのような具体策があるのか。
ともかく若者の雇用対策を何とかするのが先決でしょう。
児童手当の拡充が最初に出てくるところでもう何も手が無いということを明らかにしています。
保育園の送迎バスでの事故がなぜ起きているのか。
高齢の園長が自ら運転しなければならない状況がその間接的な原因ではないのか。
保育士たちのストレスが高まり虐待につながるのではないのか。
そういった「金さえかければ改善できる」ことをなぜできないのか。
アメリカからの戦闘機やミサイル購入には多額の国費を回せるのに。
もはやそれだけの軍事費を掛ける価値もない国になろうとしているのが何故分からないのでしょう。