爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「不起訴」で幕引きなどとんでもない。「桜」問題はそれほど大きい。

秘書の起訴や、アベ本人の聴取など大きく動いたかのように見せて実際は秘書は略式起訴、アベは不起訴ということで捜査は終了、形だけ国会で話をしておしまいというのがシナリオということのようです。

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しかし、さすがの政権擦り寄りマスコミもこの問題は見ぬふりはできないようで、あれこれと書いてはいます。

 

桜を見る会」に関わる疑惑というものはあれこれ噴出しましたが、今回の捜査で問題とされたのは、アベ後援会の前夜祭の安倍事務所側からの補填を政治資金報告書に書かなかったという部分だけであり、もともとそれほど大した罪に当たるものでもなく、これだけで動いたということはこの程度の結末ということも明白なことです。

 

しかし、最低限の法律だけ守っていればそれで良いはずもありません。(それすらできませんでしたが)

少なくとも一国の総理という地位にあっては、法令順守に留まらず道徳の実践についても社会の第一人者でなければなりません。

法令順守すら危うい人間にとても総理の資格は無かったのですが、それでも後の世の歴史家の評価を少しだけでも上げたければ正直な対応と答弁は必要でしょう。

 

たたし「桜を見る会」問題は目につきやすいことでありますが、その罪の深さから考えれば「森友」や「加計学園」の足元にも及ばないような微罪に過ぎません。

安倍やその取り巻き連中が私腹を肥やし放題にしたこれらの事件はまだ何の解明も始まっていません。