爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

新型コロナウイルス流行第3波、対策があれこれ言われているが、「飲食店営業時短」程度で良いのか。

感染拡大が続いていると言われる、新型コロナウイルス流行第3波ですが、ああせいこうせいの自助努力ばかり強調するのはさておき、形の上で動かそうとしているのが「飲食店等の営業時短」です。

夜10時までとか、9時までとか、そしてテレビの報道では「この書き入れ時にこれではやっていけない」といった飲食店経営者の声を報じています。

 

www.nikkei.com

しかし、「医療崩壊」とまで言われている状況で(それの是非はともかく)、そんな「時短」程度の対処で良いんですか。

 

もし本気で現状が危機だという感覚があれば、時短どころではなく欧米のように都市封鎖や営業禁止などの方策まで考えなければならないのでは。

 

特に、現在では飲食店の会食でのクラスター発生も多いのですが、それと同時に職場や学校での集団感染も続発しています。

これは「職場」「学校」の休業の方が必要となるのでは。

 

危機感を煽って騒がれている割には、打ち出す方策があまりにも貧弱なことには驚きます。

本当は「それほど大したことじゃない」とたかをくくっているんじゃないの。

 

 

なお、相も変わらず「自分でできる感染防止対策」の話ばかりが強調されています。

これにあまりにもこだわると、「感染したのはその対策が悪かったせいだ」となり、「感染者は努力不足」「感染者が悪い」という方向に進むのではと危惧しています。

今の状態で、普段なら感染が広がるはずのインフルエンザがほとんど患者が出ていないということです。

ということは、現状のような感染防止対策は通常のインフルエンザであれば効果が上がっているということになります。

それほど強力な感染力があるのがこの新型コロナウイルスだということでしょう。

とすれば、やはり「感染者は気の毒な被害者」というのが真実であり、けっして「患者たたき」などをするようなことはあってはならないことでしょう。