爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

助成金受給事業委託の問題で、一番大きいのは「事業遂行の能力の低いところに委託した」こと、それで受給の大幅遅延が起きている。

コロナ感染対策としての助成金などの受給事業の委託に関し、その選定や委託先の問題点などが国会でも追及されています。

 

委託先と政治家や官僚との癒着や、金の流れの不透明さなど、疑惑も数々ありますが、今その事業で一番問題になっているのは「実際の助成金などの給付の遅れ」です。

 

申請から2週間程度で振り込むなどと言う話でしたが、遅れに遅れ、まだ申請開始当初のものでも給付されていない例があるということです。

 

実は、これらの事業委託先は「遂行能力が伴っていない」のでは。

 

まさか、このような申請がすべて様式から内容まで完備しているわけはないでしょう。

書き間違いだけでも相当あるのは当然で、さらに申請内容の勘違い、意図的な偽装まで含めればかなりの数の不備の申請があるでしょうし、それに対処するには相当な事務遂行能力のある機関でなければ対応できないはずです。

 

こういった厳しい選定もせずに、官僚や政治家の仲良し(そこから裏金が還流されているかどうかまでは言いませんが)の関連企業に安易に決めてしまったのが、現在の混乱を招いているのでは。

 

ただ単に伝票を右から左に流すだけで巨万の手数料が手に入るとでも思っていたのでしょうか。

その安易な行為の結果が出ています。

資金繰りが厳しく業務継続が難しくなっている企業も多いでしょう。

その原因もこういった行為によるものであるとしたら、もっと怒ってよいことでしょう。