爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

国民一人あたり10万円支給、なんとか決まったけれど。

難航した給付金ですが、一人当たり10万円ということで何とか決まったようです。

しかし、ここに至ってもまだ出したくないという気がありありと分かります。

自分から申請しなければ出さないという最後のあがきをしています。

news.yahoo.co.jp確かに10万円、結構な額ですが困った人には焼け石に水、困っていない人にはあまり有難味も無いという、微妙なものになっています。

今のところ経営にまだ心配のない大企業の雇用者にとっては棚ぼた小遣い。

私らのような年金生活者も同様でしょう。

 

観光業や飲食業の中小企業が一番痛手を蒙っているはずで、そこに手厚く、かつ速やかに金が渡るのが一番だと思いますが。

 

この給付で14兆円が必要になるとか。

当然、これは全額赤字国債に頼るわけですから、またも後の世の人達にツケが回るわけです。

 

もう一つ不安が。

すでにマスク詐欺なども頻発しているとか。

これで「申請必須の給付金」などが出てくればそこに付けこむ詐欺がどっと出てくるのは必定です。

市役所福祉担当などと称して家族構成から振込口座の番号、暗証まで聞き出すなどの手口は簡単に予測できます。

このあたりの周知徹底も行うのが政府の責任でしょう。

不安に付け込む詐欺師と、不安を作り出すのに無頓着な政府、麗しい日本そのものの姿です。