爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

給食を食べられなくなって子供の栄養状態が悪化、佐々木敏教授が指摘。

栄養疫学の東京大佐々木敏教授が、学校が休校となり給食が食べられなくなった子供たちの栄養状態悪化が心配という話をしています。

食品関係の記事を多数書いておられる松永和紀さんがインタビューしました。

 

wedge.ismedia.jpすでに2か月の間、給食を食べていない子供たちですが、感染地域ではまだ休校が続きそうです。

 

これまでの調査でも、子供の栄養摂取状況は平日(学校の給食あり)と休日(給食なし)で大差がある場合が多いそうです。

カルシウム、カリウムなどの不足しがちな栄養素が休日の家庭料理では必要量を大きく割り込む子供が多く、食塩や脂質などは逆に休日に摂りすぎているとか。

 

現在はその休日の状態がずっと続いているわけです。

しかも、親が食事に気を付ける余裕のない場合が多いのでしょう。

 

少なくとも、減塩、カルシウム・カリウム・食物繊維の積極的摂取には気を付けた方が良いようです。

 

そのためには、たとえカップ麺や冷凍食品などを使わざるを得ない場合でも、野菜や切り干し大根などを取り入れるといった工夫が必要だということです。

なお、子供たちの食事の記録を付けておくということも有効だそうです。

 

子供の学校休校は学力の問題は相当憂慮されているようですが、こういった問題も大きいようです。