爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「タピオカドリンクは高カロリー」だけではないその欠点

タピオカブームというのが都会では大変なことになっているようです。

熊本の田舎ではほとんど見かけませんが。

 

栄養疫学の児林聡美さんの情報です。

hers-ms.com

タピオカを甘いミルクティーに入れたものが特に流行っているそうですが、タピオカ自体がキャッサバデンプンでできていますので高カロリーなのはもちろん、ミルクティーの方もかなり甘く作ってあるので糖分が多くなっています。

 

さらに、児林さんが指摘しているのは、「そのような高カロリードリンクを好んで飲む人は、野菜や大豆製品、魚介類などの摂取量が少ない」という傾向があることです。

 

そのため、必要なタンパク質、カリウム、カルシウム、食物繊維などの栄養素が不足してしまうことになります。

 

これを調べた研究論文は2008年のものですが、「好んで飲む人」でも2日に1回程度の摂取量だったそうです。

テレビなどを見ていると「タピオカドリンクが主食」などと答える人もいるようです。

こんな人はどういった栄養摂取状況なんでしょう。

 

まあ、そんなに長続きする流行ではないでしょうが、それまでの間に身体を壊す人が出そうです。