タピオカブームというのが都会では大変なことになっているようです。
熊本の田舎ではほとんど見かけませんが。
栄養疫学の児林聡美さんの情報です。
タピオカを甘いミルクティーに入れたものが特に流行っているそうですが、タピオカ自体がキャッサバデンプンでできていますので高カロリーなのはもちろん、ミルクティーの方もかなり甘く作ってあるので糖分が多くなっています。
さらに、児林さんが指摘しているのは、「そのような高カロリードリンクを好んで飲む人は、野菜や大豆製品、魚介類などの摂取量が少ない」という傾向があることです。
そのため、必要なタンパク質、カリウム、カルシウム、食物繊維などの栄養素が不足してしまうことになります。
これを調べた研究論文は2008年のものですが、「好んで飲む人」でも2日に1回程度の摂取量だったそうです。
テレビなどを見ていると「タピオカドリンクが主食」などと答える人もいるようです。
こんな人はどういった栄養摂取状況なんでしょう。
まあ、そんなに長続きする流行ではないでしょうが、それまでの間に身体を壊す人が出そうです。