爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

年金等の運用先、国内株が40兆円を越えた

GRIF(年金積立金管理運用独立行政法人)、公的年金等を運用している機関の運用先で、国内株の比率が25%を越え40兆円だそうです。

www.nikkei.comその運用額が全体で160兆円というのも驚きですが、それをなんと株式市場に注ぎ込んでいるということがなぜ問題視されないかということも驚きです。

 

年次ごとの推移を見れば明らかなように、安倍政権発足より急激にその割合を増やしています。

 

東証一部の時価総額は、591兆円(政府保有分除く)だそうです。

www.nikkei.com

その市場に純増で30兆円を投入、株価を支えていると言うことではないのでしょうか。

 

つまり、アベノミクスでやっていることといったら、これが最大の事業だということです。

株価を下支えし吊り上げるのみ。それでなんとなく好景気感を醸し出し、それに騙された連中の票を得る。

 

実体経済など何も改善するはずもありません。

 

まあ、このまま続けばまだ良いのかもしれませんが、いずれ必ず株式市場の混乱は生じます。その際に、GPIFが先に売り抜けることなどできないでしょう。必ずや大損に終わります。

公的年金資金を危険にさらし、自らの支持率維持だけを狙っているのが現政権のやり口なのです。