爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

クルーズ船でハンタウイルス感染、しかしそれほど危険ではない

大西洋を航行中のクルーズ船でハンタウイルスによる感染が発生、死者も出ているということで世界的な注目を集めています。

それについて、FORBES.JAPANに記事が掲載されていました。

news.yahoo.co.jp

署名はJohn Drakeとありますが、なかなか医療情報に詳しい方であるのは確かなようです。記事中には感染症アウトブレークの研究をしているとあります。

 

どうしても新型コロナ感染を思い出し、またその発生場所もクルーズ船であったということで、ダイアモンドプリンセスを想起させますが、今回の場合はかなり様子が違うようです。

 

そもそもハンタウイルスというのはげっ歯類の糞などからの感染がほとんどで人人の感染はあまりないということだったのですが、ハンタウイルスの中でもこのアンデス株という南米系のものだけは人人感染が知られているもののようです。

今回もおそらく南米で感染した乗客が船に乗船したのでしょう。

 

そして、クルーズ船という環境はこういった感染症蔓延については非常に好都合なものだということです。

狭い船内でたいていは2名一緒、さらに食事時などは食堂で大勢が同室、暇なのでたびたび様々な催しも開かれると、悪条件が重なります。

 

しかし、その環境にも関わらず、乗客乗員147人のうちこれまで発症したことが確認されたのが8名、他にすでに下船した乗客に感染者が居る可能性はありますが、感染率はさほど高くないようです。

また別のアルゼンチンでの感染例によれば同じ家庭内で感染が起きた例を見た場合、配偶者・パートナーでは17%の感染率だったのに対し、他の家族だと1.2%に止まり、非常に密接な接触をしなければ同居している程度でも感染する危険性が低いようです。

さらにこのハンタウイルスによる心肺症発症の場合は、発症以降の症状悪化が非常に速く、また重症化するためにウイルスをバラまく危険性が低いのだとか。

COVIDやインフルのようにまだ元気なうちにウイルス排出をするとどんどんと外界にウイルスをまき散らしますが、そういった危険性はないようです。

 

どうやら、一部報道で世界的流行の危険性はなどと言われていますが、そういったことは可能性が低いと言えるようです。