爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

考えられない事件、中学生が理科実験で使った水酸化ナトリウムの粒をお菓子と言って後輩に食べさせる

新潟県で中学三年生が理科実験で使った水酸化ナトリウムの粒を下級生に「お菓子」だと言って食べさせ、火傷させたという事件があったそうです。

news.yahoo.co.jp私も現職時代にはずっと化学薬品を扱っていましたので、水酸化ナトリウムの危険性は熟知しています。

まさかそれを人に食べさせるなどとは。

その危険性など全く知らないからということなのでしょうが。

 

水酸化ナトリウムは試薬では通常5mm程度のペレット状に成型されています。

これはより細かい粒にすると吸湿性が強いためにすぐに水分を吸ってしまうためだと思います。

そのため、一見お菓子のような外見にも見えるのかもしれませんが。

 

上記の記事中にもありますが、乾いた状態なら触ってもすぐに火傷をすることはありませんが、少しでも水分を含むと皮膚を犯しやすくなります。

目に入れば失明の恐れもあるということですが、これが現場ではよく起きるんですよね。

濃いアルカリ溶液とした水酸化ナトリウム溶液などが液はねして目に飛び込むなんていうことが時々起こります。

その時はホースでも何でも使って大量の水で洗うこととしていました。

水洗が不十分だと組織内に入り込み危険となるからでした。

 

こういう事件が起きるとすぐに管理者としての教師の責任が大きく言われますが、それが非常に難しいというのも事実でしょう。

劇物といってもさらに危険な薬剤は多数ありますが、水酸化ナトリウムなどは劇物と言っても使用頻度がかなり高く、それこそ至る所にありしょっちゅう使うものです。

職場であれば最初に危険物取り扱いの講義を徹底的にやりそれから実務に当たらせるところですが、学生・生徒の実験ではね。

教師にはなりたくないものだということがさらに広まることになるのか。