老化細胞を取り除く作用を持つものが発見されたというニュースです。
news.goo.ne.jp健康食品のファンケルが開発した実験方法により、血液中の老化細胞を有意に減少させる物質が植物「キンミズヒキ」から発見されたとか。
これで老化が食い止められるのか。
ファンケル自らが発表した資料が出ています。
これによると、老化細胞(不可逆的に細胞分裂が停止する状態になった細胞)の定量方法を確立し、血液中の老化細胞を測定、そしてそれを用い老化細胞を減少させる物質を検索し上記植物が有効ということを発見したそうです。
実験結果は間違いないものでしょうが、それが「老化を止める」にどうやってつながるのか不思議です。
あくまでも「血液中の老化細胞(その指標)を減らす」ものであり、その機構は様々なものが予測できます。
もしかして、「どんどんと老化細胞を壊していく」ものだったら、老人はそれを飲めばだんだんと身体が減っていく?
より問題かと思うのが、同社はこの成果を用いで「機能性表示食品の開発」を目指すということです。
もしもこのような作用があるのならば、医薬品として開発に向かうのが当然でしょう。
しかしそうすると副作用や毒性など非常に厳しい条件をクリアしなければものになりません。
それが難しいと判断してのことか。
どうも疑わしいことがいろいろとありそうです。