火力発電を廃止していくということが進められていますが、一方でAIやクラウドコンピューティングなどの急激な利用増加によりデータセンターも増加、その電力使用量はとんでもないレベルのもので、全世界的に電力需要が急増しているようです。
それに対し電力供給では再エネなどは遅々として進まず、原発も急に建設を進めるわけも行かず、結局は火力発電を増やす以外にはないようです。
news.yahoo.co.jp火力発電でも比較的二酸化炭素の発生の少ない天然ガスを使おうというのでしょうが、それも間に合わず、結局は石炭火力発電の再開も起こるとか。
データセンター数で世界の3分の1を占めるアメリカでは新たな天然ガス火力発電所の建設を開始したほか、古い火力発電の廃止の先送りも行われます。
データセンターは欧米だけでなく途上国にも建設されており、そういったところでは電力供給も火力発電頼りのようです。
巨大IT企業ではグリーン電力を調達すると口では言っているもののその具体策があるわけではないようで、電力供給企業任せのようです。
どうやら化石燃料削減などという脱炭素化の掛け声も世界を覆うAIなどの急増でかき消されてしまうようです。
おりからのCOP29ではまた例によって日本が化石賞を受賞、しかも今回は特別賞のようです。
そんな賞は日本ではなく巨大IT企業に差し上げるべきでしょう。