爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

AI化、IT化の進展は電力事情を変えていくのか。

AIの能力向上で社会全体が変わるかもしれないといった話が溢れていますが、それに伴い電力消費量が増えているという話です。

www.nikkei.com

データセンターという大規模な情報処理施設があちこちにできていますが、その電力消費量は大きなもので、それがさらに増えていくと電力需給自体に影響がでるとか。

 

脱炭素化の掛け声のもと、電力も火力発電を減らして再エネや原発に移行といったことは聞かれますが、その電力需給予測のもととなるものも、これほどまでの電力需要増加は見込んでいないはずです。

 

このままいけば、どうやら再エネ移行などと言う話は吹っ飛び、石炭火力の大増強が必要となるのでは。

 

そしてその先に待つのがいよいよ現れてくる化石燃料の供給限界でしょう。

 

どうやら社会の根本から変えてしまうようなAI化というのは、その根本の電力供給のところから足をすくわれて実現不可能となるかもしれません。