共産党の熊本県委員会が熊本県が進めているTSMCの第3工場の県内への招致を中止するように県に申し入れました。
kumanichi.com極めて当然の話であり、他の誰もこれに触れないのは経済効果というものに目がくらんでいるのでしょう。
共産党がそのように判断しているのは、地下水保全の問題と工場付近の交通渋滞の悪化を考えてのことです。
しかし、それ以上に危険なのが廃水処理と有害物の排出だと思います。
TSMCの第1工場は年内に本格操業開始、第2工場はこれから建設を始めるところです。
地下水への影響はそろそろ本格化するでしょう。
さらに廃水問題も徐々に表れてくるはずです。
それらが本当に出てくれば、交通渋滞などは些細な問題のように思えるかもしれません。
これらの負の影響を見極めることもなく、ただただ欲ボケして第三工場もなどとは、情けないにもほどがあります。
県内の一部には県北に偏った開発が進んでいるから、第3工場は県南になどということを言う人もいます。
冗談じゃない。そんなものを押し付けないでほしい。
こちらの地下水は球磨川の伏流水だけであり、量的には阿蘇伏流水の北部より少ないかもしれません。
かつて、こちらの企業が地下水を使い過ぎた(とはいえ大した量ではありません)だけで水位が下がったものと記憶しています。
そんなところに半導体工場など無理でしょう。