関東地方などに電力需給逼迫警報というものが発令され、ひどい冷え込みの中暖房も使えないという事態になりました。
これは先ごろの東北地方地震で福島県内の東電の火力発電所が被災し休止していることで電力供給が減っていたところに、寒波来襲で気温が低下する見込みとなり暖房などでの電力需要が急増する可能性が強くなったためです。
実際に昨日の電力需給速報をみても100%を越えるという危険な状況となりました。
しかし他の電力会社からの緊急送電や、緊急用の揚水水力発電所の発電量アップを行うことでなんとかブラックアウトの危機は回避できたようです。
電力需給など普段はあまり意識されることもなく、電力会社が上手くやっているよといった程度の感覚なんでしょうが、ちょっとした事故(まあ大火力発電所のストップが”ちょっとした”こととは言えないかもしれませんが)でこのような大きな事態になるということなんでしょう。
まあ、これでアウトになっても「せいぜい停電」だとは言えるかもしれませんが。
それにしても、今回の事態の一つの要因が「悪天候で太陽光発電の供給も期待できないから」だそうです。
そんなものは、「はじめから期待しない方が良い」でしょう。
そしてそういった状況は太陽光発電の比率が高まると突然起きる危険性もあるということです。
こういったことが起きると「オール電化」生活の危険性というものも認識できると思うのですが、そうは感じられない人も多いのでしょうか。
なお、たまたまでしょうがこのニュースを報じている近くで「電気自動車充電設備の拡充」のニュースも見られました。そんなことして本当に大丈夫なの。