政府の経済財政白書(”白痴”書?)が出されたそうですが、その中で「デフレ脱却のチャンスが訪れている」とあったそうです。
今はまだデフレでしたっけ。
こんなに物価が急上昇するのはデフレとは言えないでしょう。
簡単な定義を見ても、「デフレーションとは物価が持続的に下がっていく状態」を言うそうです。
政府は賃金上昇が伴わない状態をなんとしてもインフレとは認めたくないようですが、物価が上昇している以上デフレというのは無理でしょう。
スタグフレーションという方が相応しいのでは。
しかし賃金上昇なんていうものはごく一部の大企業のみで多くの企業では苦しさばかりが増大するばかりのようです。
そして何より巨大な人口構成を占める年金受給者の年金はほとんどあがりません。
これで何を期待するというのか。
政府に対する失望感が増し続け、その対抗馬となるべき野党も期待できないとなると民衆の支持はどこに向くのか。
怖ろしい状況になることもあり得るのかもしれません。