爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ゲノム編集トマトが機能性表示食品として登録。

小島正美さんのFOOD NEWS ONLINEですが、しばらく更新が無かったので体調を悪くしたのかと思っていましたが、お忙しかったということです。

久々の更新で取り上げられたのが「ゲノム編集トマト」でした。

foodnews.online

ゲノム編集とは、これまでの遺伝子操作のように別の生物の遺伝子を入れたりするのではなく、その生物の遺伝子のみを組みかえることにより性質を変えるというもので、従来の遺伝子操作のような危険性はないと考えられています。

 

サテナックシードという会社がその技術を用い完成させ、多量にGABAを含むトマト、「シシリアンルージュハイギャバトマト」を作り出したということです。

これは消費者庁に届け出されて機能性表示食品として登録されました。

 

GABA(ガンマアミノ酪酸)は数々の機能性を持つとされていて、今回も4つの機能を表示できます。

「ストレス・緊張の緩和」「睡眠の質の向上」「血圧のサポート」「肌の弾力」

 

同社のHPには細かい数値も出ているようですが、通常のトマトと比べてどの程度上がっているのかちょっとはっきりしませんが。

 

従来の遺伝子操作技術には大きな反発が起こり拒絶感も強かったのですが、これまでのところゲノム編集技術にはさほどの反発は起きていないようです。

このまま色々な編集食品が出てくるのかどうか。

今後も目が離せません。