爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

小島正美さんの「FOOD NEWS ONLINE」で、ちょっと食物から離れて「温暖化論争」

小島正美さんの「FOOD NEWS ONLINE」は通常は食品関係の問題を扱っていますが、今回はそこからちょっと離れて「地球温暖化」について触れています。

foodnews.online

二酸化炭素濃度上昇が地球温暖化につながり、それが気候変動を起こしているという話はすでに規定事実のように扱われていますが、実際には科学的にそう認められているというものではありません。(そうであるかのように話す人もいますが)

 

温暖化懐疑論を発表する人も多く、最近でも数多くの書籍が出版されています。

 

ところがこういった状況に対し二酸化炭素温暖化説の中心とも言える、国立環境研究所の江守正多氏がある記事を発表しました。

この問題に関して、国立環境研究所の江守正多氏(東京大学未来ビジョン研究センター教授)が「気候変動科学論争の現在地」(7月12日・YAHOO!ニュース)と題して、懐疑論派に対する陰謀論めいた記事を載せています。この記事の初出は岩波書店の月刊誌「世界」6月号ですが、とても科学者とは思えない書きっぷりで、読者をミスリードする内容だと思い、あえて筆を執りました。

しかし、その内容があまりにも低レベルで「とても科学者とは思えない」というものだということで、小島さんもあえて筆を執り批判するということです。

 

江守氏は匿名で批判していますが、キャノングローバル戦略研究所の杉山大志さんであることは誰でも推測可能な「T氏」は、「化石燃料業界のプロパガンダをしている」としています。

また、「懐疑論・否定論には一定の社会的ニーズがあります」などと書き、懐疑論者が皆関係業界の意を受けて論じているかのようなイメージを植え付けようとしています。

 

このような態度での懐疑論批判は、少し心ある人であればおかしいと気づくでしょう。

 

小島さんもあくまでもファクト重視の科学論争をするべきとしています。

 

私自身はどちらかと言えば温暖化論争自体というよりは、その対策である脱炭素化や再生可能エネルギーなどについての非科学的行為についての方により強く興味を持っていますが、以前はかなり二酸化炭素温暖化論について考えたこともありました。

それは「無いとは言えない」ものですが、「主要因であるかどうかは分からない」としか言えないものです。

そのようなところでなけなしの頭と時間を使うのももったいなく、しばらく静観ということにしています。

江守という人もテレビでも見かけることがありますが、ちょっと胡散臭い印象を受けます。

それがさらに強まりました。