爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

緑茶で高血圧薬の効果が下がる?ちょっと気になる記事。

緑茶を飲むと高血圧薬の効果が下がるという研究結果が報告されたというニュースがありました。

高血圧で薬を2種類飲んでいる身としてはちょっと気になりました。

www.minyu-net.com

福島医大の三坂さんという方の研究報告で、降圧剤「ナドロール」を緑茶を日常的に飲む患者が服用した場合、血圧を下げる効果が抑制される、すなわち薬の効果が減少するということが起きるということです。

 

飲用量と効果減少の関係は、緑茶500mlの飲用で薬剤の血中濃度が80%減少したとか。

また緑茶飲用時だけでなく飲用後1時間経っても薬の濃度減少が起きたそうです。

 

「お茶で薬を飲むな」とは言われますが、水で薬を飲んでもその前後にお茶を飲んだらダメだということでしょう。

 

これはえらいことと思いましたが、この降圧剤「ナドロール」というのはβブロッカーというタイプの降圧剤で、私の飲んでいる2種の降圧剤はそれぞれ、Ca拮抗剤、ACE阻害剤ということですので、作用原理が異なりますので大丈夫なのでしょう。

 

薬の審査にあたっては毒性などは詳しく検討されますが、こういった食べ合わせ飲み合わせで効果が無くなるということは調べられていない場合もあるようです。

降圧剤ではCa拮抗薬とグレープフルーツを一緒に飲むと作用が高まるという話があり、最近ではグレープフルーツは食べていませんが、他にもあるのかもしれません。