爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ロシアがウクライナの親ロシア派の国家独立承認、さらに緊張が高まるか。

ロシアがウクライナ東部のロシア人が多数の地域で親ロシア派の国家独立を承認するということです。

news.yahoo.co.jp

アメリカやNATO諸国は一斉に反発しており、さらに緊張が高まることでしょう。

 

すでにウクライナ東南部のクリミアはロシアが編入しており、さらに親ロシア地域を固めることでロシアの防御力を増そうということでしょうが、しかし危険を増す行動であることは間違いありません。

 

これに対しウクライナ側が何らかの対応をすればそれをウクライナの軍事行動だと言ってそれに対する親ロシア国家の自衛行動を助けると称してロシアが軍事行動を取ることも十分にありうることでしょう。

 

このウクライナ危機もロシアとドイツの天然ガス供給をめぐっての結びつきが強まることを嫌ってアメリカが起こした謀略だという説を唱える人も居るようですが、そうとばかりも言えないようです。

報道もアメリカ発のものを日本では流すだけなので本当のことは分からないということも言われますが、プーチンが国内向けに独立を「承認した」と宣言する様子というのも流れていますのでまず間違いないところでしょう。

 

かと言って、ロシア側だけに非があるとも言い切れないところで、NATO勢力図というものを見ればもうベラルーシ以外はロシアの直前までNATOという状態ではロシアの危機感も相当なものでしょう。

もう、「ロシアもNATOに入れてもらう」のが最上の道かと思いますが、どうなんでしょう。