内田樹さんのブログ「研究室」の記事で、読売新聞が大阪府と協定を結んだということについて書かれていたのが「新聞メディアの凋落」です。
現在の大阪府は言わずと知れた一つの政党により支配されている体制ですので、それと「包括連携協定」を結ぶということは新聞メディアとしては大問題だということです。
ジャーナリスト有志の会が抗議声明を出したのですが、それに内田さんも賛同人として加わりました。
その声明にさらに付け加えるなら「これは新聞メディアの終焉を告知している」ということです。
読売新聞がそういう道を取ったのは、とにかく「金が欲しい」からだという見方です。
読売だけでなく新聞各紙はいずれも発行部数も広告件数も激減しており経営が非常に厳しくなっている状況です。
とはいえ、このように一つの政党と結びつくということは、ネットメディアならまだしも新聞としてはもはや終わったということでしょう。
「公正中立」ということを既に実質的には失っていたのでしょうが、それを公然と示してしまったということです。
まだ我が家では新聞を購読していますが、息子も娘も一家を構えていても新聞は取っていないようです。
それが良いことかどうか分かりませんが、自分自身としては新聞のない生活というものが想像できませんので、やはり読み続けることでしょう。