社会人生活も後半、だいたい40歳以降の話です。
仕事嫌いの私もさすがにこの年代には仕事が最優先と言うことになってしまいました。
会社でも中間管理職となり、ボーッと音楽を聞いていられる余裕もなくなりました。
というわけで、しばらくは音楽の方も半ばお休みとなりました。
ただし、聞く対象が少し変わりました。
それまではボーカルも女性がほとんどで、同郷のよしみでサザンオールスターズだけは聞いていたものの、他の男性はあまり聞かなかったものです。
ところが、急に米米CLUBや山下達郎、大瀧詠一といったとことも聞くように変化しました。
これはカラオケのレパートリーとして最適といった思惑もあってのことでした。
そうこうしているうちに、会社勤めも終了し、単身赴任先の金沢から帰り、熊本で隠居生活に入ることとなりました。
しばらくの間は中高生の勉強を見ると言ったこともしていたのですが、それにしてもほとんどの時間は暇。
ネットを見ながらでもバックグラウンドで音楽を聴き放題となりました。
昔から購入していたレコードやCDだけでなく、Youtubeなども聞くようになりました。
そこではもう手あたり次第、現在流行中の音楽はさっぱりですが、クラシックからジャズ、ポップス、各国の音楽など思いつくものを次々と聞いています。
またかつての趣味が甦り、合唱を再開することとなりました。
たまたま、昔入っていた男声合唱団に会社時代の先輩が入っていたということもあり、その紹介で再加盟することにしました。
30年以上のご無沙汰でしたが、当時から続けていた人も数人はいらっしゃり、懐かしい顔と声に若さを取り戻し?頑張って歌っています。
平均年齢が60歳以上、最高齢は80歳を越えているというメンバーですので、私自身もあと10年以上はやっていけるのではないかと思っています。
ただし、良い声を出すためには何よりも身体の健康が不可欠。
そこにはより一層注意していきたいと思います。
(終わり)