爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

新型コロナウイルスのワクチン接種について

新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株によると思われる新規感染者数の拡大が世界的に起きており、日本でも変異株のためかどうかは不明ですが、感染者増が急激に進んでいます。

 

そんな中、ワクチン接種も2回目まで終了した人が8割を越えているものの、それではもう感染を抑える効果が低下したということで、3回目接種、いわゆるブースター接種を進めるということです。

 

しかし、どうも接種者数の増え方が非常に遅いように感じます。

vdata.nikkei.com

この日経のまとめでも、年明け数日の数字で1日当たり接種者数は4万人程度。

昨年12月初めからの数字でも最高でも1日10万人程度、ほとんどそれ以下です。

昨年初めのワクチン入荷が滞りなかなか行き渡らない中でも10万以上は行っていたような気もします。

 

これは、ワクチンの入手がまた難しくなっているのでは。

 

あまりニュースにもなっていませんが、まだその面での緊迫感がないのでしょうか。

 

 

しかし、それにしてもどうやらこのワクチンの効果は非常に限定的で、しかも効果の落ち方が激しいようです。

欧米でも感染拡大の勢いが非常に強く、これまでで最大の新規感染者数などと言うニュースが次々と流れていますが、そのほとんどはワクチン接種者であるはずで、もはや防御効果は消えているということでしょう。

それでもまったく無効というわけではなく、ある程度の重症化阻止といった効果はあるのかもしれませんが、少なくとも接種していないから入国させないとか、飲食店にも入店不可などといった行為を正当化できるほどのワクチンの威力は無いように感じます。

 

日本政府もワクチン接種の証明アプリで行動制限緩和などといった施策を準備していましたが、どうやらその思惑も大きく外れそうです。

「やってもやらなくても大した変わりはない」ワクチン接種ですが、まあ個人負担なしだからやっておこうかという程度の物なのかもしれません。

これで副作用がひどければぐっと希望者も減るかも。

 

なお、私のスマホNFC読み取りというのに対応していないので、接種証明アプリが実行できませんでした。

だからというわけではないですが、ざまを見ろです。

 

このような効果の薄いようなワクチンですが、国民の大多数に無料で接種ということで多額の費用がかかり、それがファイザーとモデルナに流れているのは間違いない話です。

欧米諸国でも接種費用の個人負担というのは無いようですので、これもコロナ後の政府財政の窮乏につながるのでしょう。

 

ワクチンの効果が薄れるというのは、このコロナウイルスというもの自体の性質である可能性もありますが、もう一つの可能性としてはウイルスの変異が進み免疫の防御箇所が変化してしまったということもあり得ます。

そうなるとワクチン設計のやり直しでオミクロン株を標的としたものを作らなければならないはずですが、その動きはあるのかどうか。

オミクロン株を目指して作って出来上がった頃にはまた別の変異株になったというのではその時点で効果が薄いことになりそうです。

まあ、とにかく製薬会社にさらに金が流れ込む状況は加速されるということでしょう。