あっちの話題はもう少しはっきりしないと分からないようなのでおいておいて。
新型コロナウイルス感染者がまたも急増、その要因はいつものように「感染対策がおざなり」という指摘もありますが、やはり変異株の中でもオミクロンBA5というタイプへの移行でしょう。
それについて、開業医の方のページが分かりやすかったので引用させてもらいます。
東京のひまわり医院(内科・皮膚科)という医院の掲載していた解説です。
表題にあるように、「感染力・重症化・ワクチン」というところが焦点ということでしょう。
感染力はこれまでの変異株同様に、「従来の株より感染力が高まる」のは間違いありません。
そして重症化の危険性はこれまでのオミクロンBA2と比べてそれほど変わらないようです。
なお、現在日本ではBA5が主流となりつつあるようですが、世界的にはほぼ同じ性質のBA4の方が先に広まったようで、色々な研究もBA4について行われてきました。
この資料ではさほど差が無いとしてBA4,5は区別していないようです。
気になるのが「再感染の有無」というところで、南アフリカでの研究結果として、従来型のオミクロンBA1株に感染した人の中和抗体がBA2にはかなり有効であったのに比べ、BA4,5に対してはかなり低くなるということです。
つまり、再感染の可能性が強くなるということです。
それでは現在のワクチンの接種とBA4,5株の感染との関係はどうか。
これは効果があるというものと、下がるという報告があるようです。
どうやら、やはりワクチンは感染予防の効果は限られているということでしょうか。
それでも、重症化防止や死亡防止には効果があるとは言われているようです。
ウイルスの変異が進んでいった場合、感染したことによる免疫獲得やワクチンの有効性が落ちることは当然ながらあり得ます。
これはインフルエンザの場合を考えれば納得できます。
A型のワクチンを打ってもB型が流行したら効かないといったことはよく聞きます。
コロナウイルスの場合も変異がそこまで進めばそういうことになるでしょう。
このBA5型ウイルスがそこまで変異しているのかどうか。
爆発的に感染者増加が進んでいますが、その中に「再感染者」および「ワクチン3回接種者」がどういう比率で含まれているのか知りたいところです。