爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「ときめく微生物図鑑」鏡味麻衣子監修、塩野正道・塩野暁子写真

 生物界の圧倒的多数は微生物なのですが、それについての認識は少ないようです。

微生物と言っても古細菌、細菌からカビやキノコといった真菌類、そして藻類と様々ですが、その広い範囲の微生物を非常にきれいな写真と共に紹介しています。

 

特に、藻類の写真は形も様々、色とりどり、見ているだけで楽しいものです。

 

細菌の写真はまあ似たり寄ったりであまり面白くないのか、写真のページはごく少なくなっています。

カビや酵母も同様で、そのものよりは応用して作られた食品などの紹介の方が多いようです。

 

なお、写真のお二人は御夫婦で「ねこのしっぽラボ」という微細生物の写真コレクションを作るという活動をされているということですが、お二人とも北海道大学で古生物学を専攻し、珪藻の化石を研究されたということですので、やはりそちらの写真の方が力が入っていたということでしょう。

 

ときめく微生物図鑑 (ときめく図鑑 Book for Discovery)

ときめく微生物図鑑 (ときめく図鑑 Book for Discovery)

  • 発売日: 2016/08/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)