爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

夢の話「大学の研究室で教授から指導を受ける」

大学を卒業して就職したのが44年前、大学の研究室にいたのはその前年ですからもう45年前のことになります。

 

ただし、指導を受ける教授は確かにその頃の先生ですが、場所や状況はその後の会社の研究所のようです。

 

研究の方向性で迷っていた私に、教授はコンピュータを操作しネットで論文検索をしてどんどんと絞り込み淡水プランクトンの利用というテーマを示してくれます。

 

その植物性プランクトンの保存株を購入し、液体培養と斜面培地での培養を行なうのですが、なぜか液体中では薄い濃度にしか増えずかえって斜面培地で旺盛な繁殖をしてしまいます。

 

それで困ってまた教授に教えを乞うとさらにネット検索をして色々と見つけ出してくれます。

 

もちろん、在学当時にはまだネットなどというものは無く、論文検索も実際に図書館で論文をひっくり返すしかなかった時代ですので、教授がそのような指導をするということもあり得ませんが、とにかく「教えてもらえる」という感覚だけは当時のままということでしょうか。

 

微生物でもカビや真菌類、細菌類はかつての在職中にさんざん扱ってきましたが、植物性プランクトンというのは全く触れたこともありません。

なぜそのようなものが夢に出てきたのか、不思議です。

なおおそらくそのような性質のプランクトンが固体上の斜面培養で生育するということは無いと思います。

 

菌株保存機関からの購入というのはよくやっていたことですが、ほとんどは凍結乾燥アンプルという形態になっており、それを割って中のふわふわした塊を生育培地に移して培養しました。

それが飛び散ると有害菌の場合は危険ということで完全吸引型のクリーンベンチで開封を実施することなどと言ってはいたものの結構いい加減だったですね、昔は。

 

さて夢に登場した教授は御存命とは言えすでに90歳を越えた高齢です。

夢に見ること自体珍しいことですが、そうなるとどうしても「虫の知らせ」ではないかという方向に考えてしまいます。

この件についても本で読んだこともあり、あったとしてもただの偶然だということは頭では理解できるのですが、やはり少し気にかかるところです。