爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

高齢者のワクチン接種は4月12日から、しかしその数は極めて少ないか。

医療関係者を対象とした先行接種が始まっている新型コロナウイルスワクチンですが、高齢者の接種開始は4月12日からという発表がありました。

www.asahi.comしかしその数は極めて少ないようで、最初は週に10万から25万といった程度のようです。(全国で)

 

高齢者という枠で捉えられている人数が3000万人以上ですから、このスピードでは高齢者の希望者全部が終わるのはいつになるのでしょう。

 

どうもこのあたりの事情も、「始まりました」と言いたいだけのポーズのように見えます。

 

ファイザー社のワクチンは、ファイザーの製造工場(アメリカ、ベルギー)とBioNTech社の工場(ドイツ)で作られているようですが、アメリカ製は米国内、ベルギーとドイツはヨーロッパ内での使用が優先ということでしょう。

日本にはヨーロッパからのものが到着しているようですが、1回あたり10万回分程度とごく少量です。

 

ワクチン接種数は世界で2億回を越えたそうですが、中国やロシア製のものもかなりの数であるものの、その他はファイザーとモデルナ、その接種場所もアメリカとヨーロッパがほとんどと考えれらます。

自国内での接種優先ということがどうしても起きてしまうのでしょうが、感染拡大が起きればそこで変異株発生は必ず起きますので、もしかしたら現行ワクチンが効かなくなり恐れも強いでしょう。

なるべく早く感染拡大懸念の地域へのワクチン供給を進めてもらいたいものですが、それだと日本はさらに遅れるかも。