コロナウイルス感染症に関する情報源として参考にさせていただいている、忽那賢志さんの最新記事です。
ワクチンのブースター接種、すなわち3回目の接種ですが、2回目より3回目のブースター接種の方が副反応が強くなるという噂が流れているそうです。
そこで、すでにブースター接種がかなり進んでいる海外の国の情報を紹介しています。
そもそも、なぜブースター接種が必要なのか。
今主に接種されている、ファイザー社、モデルナ社製のワクチンはmRNAワクチンと言い、新たに開発された種類のワクチンで、その効果や副反応についても分かっていないことが多かったようですが、どうやら効果の減少が速いという性質もあるようです。
ファイザー社のワクチンについての調査では、接種後6か月で効果が20%にまで落ちてしまうという結果が得られています。
そこで3回目の接種の効果が調べられ、これによりかなりの感染防止効果が得られるということが判ってきました。
ただし、世界的にはまだワクチン未接種の人がかなりの割合で残っていますので、先行するアメリカやイスラエルでも免疫不全者や高齢者、基礎疾患のある人に限っての接種になっています。
その副反応発生の頻度も分かってきており、心筋炎などの強い副反応の発生率も2回目とさほど変わらないという結果のようです。
ただし、接種部位のかゆみや痛みといった軽い副反応は少し増えるということもあるようです。
日本でもブースター接種が部分的に実施されるのかもしれませんが、副反応という点ではさほど心配はなさそうです。