爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

新型ウイルス肺炎流行の中心は欧米に

新型コロナウイルス感染による肺炎の流行は、中国や韓国では新規患者数が減りつつあるものの、ヨーロッパやアメリカで急上昇しているようです。 article.auone.jp 特に、イタリアやスペイン、フランスといった国での感染者数が増えているだけでなく、死者数…

LPレコードの話、レコードジャケット写真その1

今は昔の話ですが、CDすら古臭くなった現在では夢のような「レコード」というもので音楽を聴いていた時代がありました。 私も最初にレコードを買ったのは中学生の頃、1960年代後半でした。 それはシングル盤の「ドーナツ」と言われたものです。 その後、…

何をしゃべる記者会見かと思ったが、やはり何もなかった。

テレビで特別報道枠を作っての「首相記者会見」なにがあるのかと思ったが、やはり何もなかった。 特別措置法(特別阻止法と書きそうになった)の施行だからかとも思いましたが、特に内容のあることを話すわけでもなかったようです。 しかも、最近「首相記者…

日本全体を道連れにしてアベノミクスが崩壊しようとしている。株価下落で国民財産も無くなる。

コロナウイルスへの不安から世界全体で株価が下落しようとしています。 しかし、現在は株式市場への日本の保有する年金積立金などの投資が巨額になっており、株価下落はこの日本国の財産を危機にさらす危険性が非常に強くなっています。 これは、アベノミク…

「高輪ゲートウェイ駅」とやらの開業

今日はJRが一斉に新規ダイヤに移行しているのでしょうか、いろいろとニュースが流れていますが、その中でも一番大きな扱いが東京の山手線に久しぶりに開業した新駅の話題です。 「高輪ゲートウェイ」という、なんとも変な名前については決まった時に触れたか…

「世界をまどわせた地図」エドワード・ブルック=ヒッチング著

昔の地図を見ると、結構細部までびっしりと書き込まれているようですが、その中には実際の地形とはまったく関係のない想像で書かれた部分がありました。 どうせそんなところまで行く人間はいないからいいやとでもいった風に描かれていたようです。 この本は…

スイスのIT企業がアメリカCIAのために暗号解読をしたという疑惑

「賀茂川耕助のブログ」で、スイスにあるIT企業がCIAなどのために暗号解読をしていたという疑惑が紹介されました。 kamogawakosuke.infoその企業は実質的にCIAやドイツ連邦情報局(BND)が所有していたもので、日本を含む海外政府の暗号化された通信などを解…

「海外暮らし こんなはずじゃなかった! 働く編」トラベルヴォイス新聞社編著

日本国内で閉塞感が強まっているためか、多くの人が海外で働こうとしています。 そんな人たちの参考になるように、実際に世界各地に渡りその国で働いている日本人たちにアンケートを行い、そのための費用、現地の言葉の習得、注意点などを聞いて特に「大失敗…

選抜高校野球大会も開催中止、新型肺炎の影響がますます大きくなる

無観客試合でも実施という意向だった選抜高校野球大会でしたが、ほかのイベントが中止を相次いで決めたためか、やむなく中止と言うことになりました。 headlines.yahoo.co.jp戦争による中断期間はあったものの、開催予定だった大会が中止されるのは選抜大会…

「仰げば尊し 幻の原曲発見と『小学唱歌集』全軌跡」櫻井雅人、ヘルマン・ゴチェフスキ、安田寛著

学校の卒業式の定番曲ともいえる「仰げば尊し」、明治時代に選定された「小学唱歌集」に掲載されているものの、その原曲は何かということはまったく知られていませんでした。 しかし、本書著者の一人櫻井雅人が、2011年に発見しました。 それは、H・S・パー…

新型コロナウイルス感染症について、忽那賢志さんの解説が詳しい。

新型コロナウイルスCOVID‐19による肺炎の流行が収まりませんが、現時点での最新の解説が国立国際医療研究センターの忽那さんによりまとめられています。 非常に分かりやすく正確な記述であると思いますので引用させていただきます。 note.com すでにあちこ…

「美しい生物学講義」更科功著

副題には「若い読者に贈る 感動する生命のはなし」とあります。 もうまったく「若くはないが」と思いましたら、まえがきには「自分が若いと勝手に思っている読者に」だそうです。 安心して読み進められました。 著者の更科さんは「分子古生物学」がご専門と…

入国制限措置 あれこれ

日本が中国および韓国からの入国を制限したということで韓国から激しい反発を受け、韓国も日本からの入国者を制限したとか。 まったく困った事態になったものですが、台湾のように厳しい措置を早めにとったことで感染者拡大を防いでいるとこもあり、その有効…

水素エネルギーとは何か、そして何でないか

水素製造拠点が福島県の原発事故被災地にできたとか、大げさな報道がされています。 www.nikkei.com 「太陽光パネルで発電した電力で水素を製造する」とのことです。 そのために 同施設では太陽光発電設備で発電した電気を使って水を分解し、水素を製造する…

大相撲春場所、初の無観客試合。あっさりとした取り組みが多いか。

大相撲春場所は、初めての無観客試合。 昨日の初日を見てみました。 hochi.news 炎鵬や遠藤、御嶽海、朝ノ山といった人気力士が登場すると会場全体が盛り上がっていたのが、静まり返った場内の中で土俵上だけはいつも通りの取り組みなんですが、相撲内容はど…

田中宇さんの「国際ニュース解説」より、「長期化するウイルス危機」

「ここ1-2週間が山」と言われて学校休校が強行されたのですが、実際は山の麓に過ぎなかったようで感染者検出はますます増加、地域も広がりを見せほぼ全国から発生しています。 田中宇さんの「国際ニュース解説」でも新型ウイルスによる危機は何度も触れら…

桜のつぼみはかなり膨らんできたけれど、今年は花見客は無しか。

我が家近くの隠れた桜の名所、遊歩道の桜並木です。 かなり花のつぼみが膨らんできました。 この様子では開花まであと1週間ほどでしょうか。 このような桜が遊歩道の中央に連なっているのですが、今年は花見の宴はできそうもありません。 福島の原発近くの…

「歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ」磯田道史著

著者の磯田さんは映画にもなった「武士の家計簿」の原作者ですが、古文書を発掘し解読するのが専門と言う歴史学者です。 歴史好きという人も多いのですが、多くは歴史小説で作家の作り出した像を楽しむばかりですが、磯田さんは各地に埋もれた古文書を読み解…

今になって入国制限、外から見たらどう映る。

今更ながら韓国から入国制限という措置をした日本に対し韓国から猛反発。 それに対してWHO(世界保健機構)から注文がつきました。 jp.reuters.com 「日韓は政治の争いを回避して感染拡大封じ込めに当たれ」という、極めて当然であり、両国にとって恥ずかし…

安倍政権の危機管理意識があまりにも低い理由、東洋経済オンラインで岩崎博充さんが解説

「私の責任で」などと「やってる感」を取りつくろうと必死の安倍政権ですが、ウイルス対策会議もほんの10分程度とか、専門家委員会もいよいよとなって立ち上げたとか、学校休校も専門家の意見も聞かず場当たり的に突っ走ったとか、いろいろの話がでていま…

気分転換に山の写真など

どうも嫌になるようなニュースが相次いでいますが、気分が変わるような写真を。 もう10年近く前になりますが、羽田から小松まで空路で旅行した際、まれにみるほどの晴天で飛行機の窓からアルプスの山々がきれいに見えたので手持ちのデジカメで撮影しました…

「恋する武士 闘う貴族」関幸彦著

武士というと闘う者、貴族はそうではなく優雅に恋など語らう人というのが普通のイメージでしょうが、その逆であった人々も数多くいました。 そのような「恋する武士」「闘う貴族」というものを取り上げています。 「恋する武士」では時代別に3つに別けてい…

加計学園で韓国人受験者の成績改変で全員不合格?文春スクープより

1日に2記事程度にしているんですが、文春から大きなスクープの発表がありこれは触れないわけには行かないでしょう。 なんと、あの疑惑だらけの加計学園で、入試で韓国人受験者の成績を操作し、全員不合格としたという大変な問題が報道されます。 bunshun.jp…

内田樹さんの新刊「サル化する世界」が鋭い売れ行きだそうで、それについてのインタビュー

昨日朝の記事でも内田樹さんの研究室から引用しましたが、続けて取り上げます。 あまり外出できないんで、外界のネタを思いつきません。 内田樹さんが新刊の「サル化する世界」という本を出版されたのですが、それがすごい売れ行きだとか。 そこで某新聞がイ…

「あおり運転厳罰化」っていうけど、どうやって立証するの。

今年の道路交通法改訂では、「あおり運転」の厳罰化を盛り込むそうです。 www.sankei.comあおり運転というものは昔からあったのでしょうが、ドライブレコーダーというものが普及したため昨年あたりからその映像が簡単に撮れるようになったためでしょうが、テ…

東京オリンピック開催にさらに暗雲

IOCも東京オリンピック開催については全力を尽くすと発表、今のところ中止も延期も全く考えていないと言明しました。 www.yomiuri.co.jp何に「全力を尽くすのか」はよく分かりませんが、感染対策をやるわけではないでしょう。 あるテレビ番組を見ていたら気…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで、No.1280 反政府抗議運動に支援者

(これまでは「賀茂川耕助のブログを読んで」というカテゴリーを設けていましたが、あまり記事数が増えませんのでこのカテゴリーは今後付けません) 賀茂川耕助さんのブログでは、ダボス会議でも存在感を示したグレタ・トゥンベリさんについて扱っています。…

「内田樹の研究室」より「映画『Workers被災地に立つ』神戸・元町映画館でのアフタートーク」

内田樹さんの「研究室」というブログに書かれていたのは、「Workers被災地に立つ」という映画の上映の際に映画館で話した内容だということです。 blog.tatsuru.com この映画についてはまったく知りませんでしたが、阪神淡路大震災後の被災地復興に関したもの…

首相記者会見、さらに緊急事態立法、おまえが首相に居座るのが最大の緊急事態だ

記者会見とも言えない記者会見であったということが、いろいろな報道などで見えてきています。 記者会見最後に江川紹子さんなどが質問を求めたものの強引に閉会してしまったことについて、国会でも追及されたそうです。 www.nikkansports.comそこで堂々と「…

「人はなぜ過ちを犯すのか」マイケル・カプラン、エレン・カプラン著

人間は過ちばかりを犯しているように見えます。 きちんと考えればより良い選択があるはずのところで、とんでもない悪手を取ってしまいます。 そこには、脳の働きや人類が進化してきた経緯から仕方のないものもあるようです。 そういった様々な事柄を説明して…