日本国内で閉塞感が強まっているためか、多くの人が海外で働こうとしています。
そんな人たちの参考になるように、実際に世界各地に渡りその国で働いている日本人たちにアンケートを行い、そのための費用、現地の言葉の習得、注意点などを聞いて特に「大失敗した経験」に焦点を当て編集しています。
アンケートに答えた人は96人、ほとんどが実名と写真掲載ですが、その職業は多くは観光関係、旅行会社やホテル経営などですので、日本人観光客を当てにしてということもあるのでしょうか。
多くの人達がまず挙げているのが「遅い、約束を守らない、騙される」といったものです。
のんびりしており仕事の約束も守られないというのは、発展途上国のようなイメージですが、欧米を含む世界の大半でこのような事例は多発しており、仕事上の約束を守るということはほとんど期待できないことが分かります。
また政府や行政があてにならないというのも、これも世界各国同様のようで、賄賂や情実優先というのはさすがに少ないのかもしれませんが、役所によって言うことが違うなどということはどこでもあるようです。
誌面の構成は、一人当たりのアンケートをそのまま掲載、さらにその中で「失敗談」など特に興味深いものを1ページほどで紹介といったものです。
なお、特に面白いエピソードがある方について、1ページの独立コラム風に書いてあるところがありますが、その中でそのページには扱われていない事項が中見出しとして書かれているところがありましたが、編集チェック漏れでしょうか。
皆さん、大変な苦労をされているようですが、それでも日本に居るよりはましということなのでしょう。