爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「日本の奇僧・快僧」今井雅晴著

仏教の僧は、権力者側に立つことも多かったのですが、それにとらわれずに自由に活動したアウトサイダーも居ます。 そういった僧たちの中には「奇僧」と呼ぶべきような超能力を持つと思わせた人々や、「快僧」といったその生き方が多くの人の心を捉えた人々が…

運転免許更新時講習を受けてきました。

5年に一度の運転免許更新の講習を受けて、新免許証を受け取ってきました。 当然ながら?優良運転者ですので、講習も30分。 居眠りをする暇もなく終わってしまいました。 しかし、毎回渡される交通教本、パラパラと中身を見ましたが、あまり変化はありませ…

「大逆転! 奇跡の人類史」NHKスペシャル「人類誕生」制作班著

NHKスペシャル「人類誕生」は、2018年に三回放送されました。 近年、人類の進化については相次ぐ新発見で学説が大きく塗り替えられています。 そのこれまでの通念がひっくり返ったという意味で「大逆転」と題しました。 それを、ゲームクリエーターに依…

「家のムテスシPH」って何だろう?

ちょっと所用で歩いて外出。 近くに今改築中の家があり、そこに止まっていた業者の軽トラの側面に「家のムテスシPH」と書いてありました。 一瞬、何の意味だろうとポカンとしましたが、まあ次の瞬間に分かりました。 右から読んで「HPシステムの家」でした。…

野球少年の身体の障害は予想以上に多い

少年野球全国大会出場チームの選手を調査した結果だそうです。 www.asahi.com全国大会に出場の51チームの選手にエコー検査と問診で調査したそうですが、エコー検査では野手でも半数以上、投手・捕手では70%以上に障害歴が見られたそうです。 なお、問診…

「街の公共サインを点検する 外国人にはどう見えるのか」本田弘之、岩田一成、倉林秀男著

「公共サイン」とは、街角で見かけるような、公共用の看板や案内表示を指します。 駅名表示や道路案内、そして「禁煙」や「ポイ捨て禁止」といったものです。 こういったサインを扱った書籍というものは、多くはデザイナーなどが作る側から書いたものが多か…

給食の全メニューからアレルゲン除去 事故防止のためだろうが少し引っかかる

NHKのニュースを見ていたら、大阪で市内の学校給食のメニューすべてから7つのアレルゲンを無くしたということが報じられていました。 引用する記事はそのNHK報道内容ではありませんが、同じものを朝日新聞が報じたものです。 www.asahi.com箕面市では小中学…

「スポーツは体にわるい 酸素毒とストレスの生物学」加藤邦彦著

この本はある意味で非常に問題を抱えた本です。 とは言っても、内容が不正確であったり、商業主義に毒されていたりと言った意味ではありません。(そういった問題本はいくらでもありますが) 逆に、この本の内容は、非常に的確に問題点を指摘しているにも関…

「桜を見る会」は自民党議員後援会を接待する会だった

大きな問題となっています。 今までも胡散臭さの付きまとっていた「桜を見る会」ですが、表に出ている看板の「功労者など」はごく一部で、特に自民党の中心議員の後援会会員などが圧倒的多数であることが明らかになりました。 headlines.yahoo.co.jpここまで…

「文明退化の音がする」デーブ・スペクター著

著者のデーブ・スペクター氏は現在でもあちこちのテレビ番組に出演し、辛口のコメントをしていますが、1972年に上智大学に留学、その後アメリカに帰国して新聞や雑誌に寄稿するという活動をし、ABC放送の番組プロデユーサーとなって再来日。 その仕事もこな…

安倍首相が国会で下劣なヤジ、いつまでこのような人間をトップにしておくのか。

安倍首相が8日の国会予算委員会で、質問にたった「立憲民主党」の杉尾参議院議員に対し、「共産党」とヤジを飛ばしていたそうです。 以下のテレビ番組でも話題になっていました。 hochi.news 安倍首相が国会で低劣なヤジを連発していることについては、数々…

韓国の徴用工問題解決の策

韓国との間の徴用工問題は何とか対話の細い糸はつながっているものの、ほとんど有効な策は出てこないようです。 先日、内田樹さんの文章に触発されて一文を書きましたが、ほとんどどなたからも反響もないので(まあ当たり前か)再度強調しておきたいと思いま…

ソフトバンクに続いて楽天も巨額赤字

ソフトバンクが買収先のアメリカ企業の巨大赤字で大幅な赤字転落という報道がありましたが、続くように楽天もやはり買収企業の赤字で本体も赤字となったという報道です。 www.sankei.comこれが「本当に失敗」ならば大きな問題です。 かつてのバブル期にも日…

英語民間試験導入、疑惑の本体はやはり下村元文相、ただし「ためにする議論」ってどういう意味。

大学入試英語への民間試験導入が延期されましたが、その導入自体に疑惑が持たれています。 その疑惑の本体は、やはり安倍首相の側近中の側近、下村元文部大臣であることが示唆されています。 www.nikkan-gendai.com民間試験導入などと言っても、当然ながらそ…

久しぶり「夢の話」 飯田駅から空港に向かう高速バス

最近疲れていたせいか、風邪気味のせいか、夢は見ていても筋の通ったものがほとんどなかったのですが、久しぶりにちゃんと説明のできる夢を見ました。 長野県飯田市周辺は、私の両親の実家があるところでかつては時々行っていた場所です。 夢の中では、なぜ…

「岡田英弘著作集Ⅱ 世界史とは何か」岡田英弘著

岡田英弘著作集全8巻の中から、すでに何冊も読みましたが、今回は岡田さんの歴史学の中でも中心となるモンゴル史に関連した分野の著作を集めたものです。 それに「世界史とは何か」という題名を付けたというところが、岡田さんの歴史観というものをよく表し…

トランプの押し売りで買わされたはずのトウモロコシ、買い手企業は現れず。

日米貿易交渉でついでに押し売りされたトウモロコシですが、まったく買い手が現れないということです。 mainichi.jp 中国向けの輸出が止まり、アメリカの農家の不満が高まったためか、貿易交渉のついでに売りつけられた米国産トウモロコシを、「アベが全部買…

「任命責任は私にある」と最近よく聞くと思ったら。

大臣が辞めるという事例が頻発していますが、そのたび毎に首相が「任命責任は私にある」と言うのを聞いています。 ツイッターで「きゃろる」さんという方がこういう指摘をされていました。 実に、49回も「任命責任」と言った事があったとか。 その元ネタのDr…

「地球の歴史(上) 水惑星の誕生」鎌田浩毅著

火山学者として有名な鎌田さんですが、この本ではそれにとどまらず広く地球科学という観点から地球の歴史というものを説明しています。 最新の研究成果も取り入れていますので、私などまったく知らなかった最新知識も仕入れることができました。 上中下の3…

英語民間試験導入について、非公開の有識者会議で度々問題点指摘。それにしても「非公開」「議事録なし」って何のつもり。

実施延期となった大学入試への英語民間試験導入ですが、昨年から文科省が「非公開」の有識者会議を開催し、その中では「地域格差」や「受験料が高すぎる」といった問題点が繰り返し指摘されていたことを、出席者のメモからNHKが明らかにしました。 www3.nhk.…

「避難の科学 気象災害から命を守る」古川武彦著

今年も気象災害が相次ぎ、台風や集中豪雨で多くの被害が出ています。 警報などが発表されても避難をしなかったり、遅れたりして被災する人も多いということから、避難情報の出し方も変えられたりと、いろいろな対策が行われています。 本書は、長く気象庁に…

「ブルートレイン大図鑑 客車寝台特急の57年」”旅と鉄道”編集部編

1956年11月のダイヤ改正で、寝台特急「あさかぜ」が誕生、東京と博多の間を結ぶ新たな列車が登場しました。 そのときは、寄せ集めの車両をつないだものでしたが、ちょうど経済も成長し旅客の増加で人気が集中しました。 そして、2年後の1958年に…

「誰も答えない! 太陽光発電の大疑問」近藤邦明著

ネット上で「環境問題を考える」というサイトを運営し、自然エネルギーや二酸化炭素温暖化といったものについて、科学的な考証をしている近藤さんの書かれた著書です。 この本では、特に「太陽光発電」を中心にその欺瞞性を取り上げています。 太陽光自体は…

「犯罪者」を量産するのは制度自体の不備

「持ち帰り」のつもりで食品を購入し、8%の消費税を払ったものの、気が変わって店内の「イートイン」コーナーで食べると、「イートイン脱税」になるそうです。 mainichi.jp ごくわずかな金額とは言え、決められた通りの消費税を払わなかったということで、…

「田中宇さんの国際ニュース解説」より、「人類の暗い未来への諸対策」

人類の未来が暗いということは、ほとんどの人が薄々とは感じているでしょうが、田中宇さんの「国際ニュース解説」に説かれていることは、薄々どころではなく、すぐにでも現実化しそうな事態についてのことです。 tanakanews.comなお、この記事は「国際ニュー…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで、No.1268 16歳の怒りのスピーチ

16歳のスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんの行動については、これまであまり触れていませんでした。 しかし、賀茂川耕助さんがブログで取り上げましたので少し書いておきます。 kamogawakosuke.infoまあ、その前フリではあの日本の環境大臣の…

「内田樹の研究室」より、「China Scare」

内田樹さんが発表されている「研究室」、いつも目をみはる観点からの記事で驚かされますが、今回の「China Scare」は一段と興味深い内容でした。 blog.tatsuru.com 「scare」とは「恐怖・怯え」といった意味の英単語です。 つまり、「China Scare」とは、中…

政府の政策立案の能力は劣化、大学入試に英語の民間試験利用は来年は不可能

大学入試に英語の民間試験の結果を利用するという施策の来年からの実施は不可能ということになりました。 www.nikkei.com公平性の確保や費用の問題など、多くの疑問が集まりとても来年からの実施はできないということになったようです。 この件も含め、どう…

「笑える日本語辞典」KAGAMI&Co.著

著者は書籍制作に関わるかたわら、日本語や日本人についての研究をされているという方で、ネット上でも「笑える国語辞典」というものを発表しています。 本書はその中から厳選したものを掲載したということです。 それ以上のことはわかりませんが、書かれて…