実施延期となった大学入試への英語民間試験導入ですが、昨年から文科省が「非公開」の有識者会議を開催し、その中では「地域格差」や「受験料が高すぎる」といった問題点が繰り返し指摘されていたことを、出席者のメモからNHKが明らかにしました。
www3.nhk.or.jpいかにも政治家の思いつきで始められたようなこの問題ですが(下村の名前も上がっています)やはり有識者もその問題点が多いことは指摘していたようです。
受験料が高い点についても、都会の高収入家庭の子女であれば問題なく、その実施機関での受験を何度も行えば絶対的に優位になるということは、素人でも想像できます。
「地域格差」に加えて「家庭経済力格差」までが重くのしかかるような制度ではどうしようもありません。
それにしても、相変わらず「非公開」やら「議事録なし」やら、形だけ外部の声も聞きましたという、アリバイ工作だけが行われています。
議事録なしということも、数々の事例が積み重なっており、問題が大きいのですが、改善しようという素振りすらありません。
こんなこと、上がその気になれば簡単に直せるはずですから、誰もその気がないのでしょう。
「これから全部議事録とっておいてね。やらないやつはクビね。」で終わりです。