爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

夢の話「夢に見た仕事の顛末について、それが失敗した夢をすぐに見た」

数日前に実は昔の仕事の夢を見ていたのですが、あまりにも最近多すぎたのでここには書かないでおきました。

しかしその仕事がうまく行かなかったという夢をまた見てしまいました。

よほどその件についてはトラウマになっているのでしょうか。

 

数日前に見た夢というのが、サンプルの菌数測定をするという仕事の夢で、非常にシンプルな方法で、各種の培地を使って測定用シャーレを作り、そこにサンプルの希釈液を流して広げ、培養して微生物のコロニーを作らせるというものです。

かつて現役時代にはしょっちゅうやっていたものでした。

 

そしてその続きとして見た夢がその失敗談というものです。

 

サンプルを広げた測定用シャーレを定温培養器に入れて培養していたのですが、それを見てみると細菌測定用のシャーレにカビが蔓延、さらにサンプル液を広げたはずのシャーレ中央部ではなくその液が触れていないはずのシャーレ端に多くの微生物が繁殖してくるという、非常にまずい状況です。

 

そこではたと気付いたのが、細菌測定用のシャーレの培地には抗カビ剤をいれなければいけなかったということ。

それは培地をオートクレーブ殺菌する前に入れると分解してしまうので、殺菌後に冷却し始めて温度が下がってから抗カビ剤水溶液をフィルター滅菌してから加えなければいけません。

それをまったくやっていなかったため、当然ながらカビがあれば生えてきます。

 

大慌てでまたシャーレ培地を作ってごまかそうとします。

今から作ってオートクレーブすれば何とか今日中には再度サンプルを流して培養スタートできる。

しかし、もう一つの疑問点、シャーレの端に微生物が繁殖しているのはなぜか。

サンプルを流し広げたのとは別の経路で微生物が入り込んだのか。

その答は見つからないままです。

 

もうこういった仕事から離れて20年近く経っているのに、まだその悪夢を見るというのは心の奥底に張り付いたままなのでしょうか。