爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

夢の話「かつての仕事の夢を見た」

もう30年以上前の会社の研究所に居た時には微生物管理の仕事もしていました。

その内容の夢を見たのですが、細部まで非常にリアルで目を覚ました時にはすっかり疲れ果ててしばらく起きられないほどでした。

いつまでこんな仕事の夢をみるのか。

まあ、受験の夢や学生時代の夢も見ますからそれよりは少し新しいのですが。

 

時は研究所から転勤で工場に移った後のようです。

連絡があり、外部から微生物菌体の供与の依頼が来たけれど私の後任者では手に負えないので応援に来てくれないかというものです。

研究所に赴くと後任は新人の女性社員、まったく要領が分からないようです。

どうやら酵母菌の菌体を大量に欲しいという依頼のようです。

そこで凍結乾燥の酵母菌を開封し、固体培地のスラント(寒天を入れて固体にした培地を試験管内で固めたもの)を作ってそこに植え付け、培養した後にフラスコの液体培地で大量培養するように指示します。

しかし彼女はその培地の種類も培地の原料もよくわからないようです。

そこでコンピュータでその酵母菌の番号から培地種類やその組成を調べます。

このコンピュータのアプリもかつて私が作ったものですから、慣れたものです。

もう指示をしてやらせるより自分でやった方が速いということになり、彼女には横で見ていろと言って勝手にやってしまいます。

作業をする植菌室、培養装置のある培養室など、勝手知ったる研究所内で動き回ります。

そのうちに昼時になったので食堂に食べに行きます。

すると洗浄室のパートのおばさんたちが揃って食事をしていますが、あそこに行くと話が長くなるなとあえて避けます。

フラスコの培地に菌を植えればあとは増殖するのを待つばかり。

 

いやはや、かつての仕事の内容などほとんど実際の通りの夢でした。

ただし、転勤後に応援を頼まれたということは無く、後任者(実際は男性の後輩)がしっかりとやってくれていました。

しかし夢の中に出てきた女性社員というのも実際に居た人だったようなイメージです。

研究所には食堂というものはなかったので、夢に出てきたのははるか後に通った石川県立大学の食堂のイメージでしょうか。

ただし、そこにいたパートのおばさんたちというのは実際に働いていた人たちの顔そのままでした。

もはやあの研究所も解体されて駐車場となっており、建物も記憶の中だけに存在します。

出てくる人々もおそらく年上の人たちはすでに鬼籍に入っているのでしょう。

悪夢のような、良夢のような複雑な夢でした。