医療費が国家財政を圧迫している情勢から、なんとか削減しようという意図は分かりますが、それを「余剰病床の削減」でやろうということを日本維新の会が提案しそれを自公政権が飲む形で実現しようとしています。
www.nikkei.com維新の試算によれば、全国で11万床を減らせば医療費1兆円削減可能とか。
しかし「余剰」に見えるのは感染症が少ない時だけの事であり、パンデミックとまでは行かなくてもちょっと流行しただけでも逼迫する危険性がある程度のものです。
コロナ禍の時に一番大変だったという噂の大阪の維新らしい思考法でしょうか。
しかしそれを好機と見たかこれ幸いと乗っかる自公政権の本質も相変わらずでしょう。
コロナ禍の頃に病床が不足し重症患者も受け入れできないということになったような覚えがありますが、健忘症を通り越して認知症に近い政治家の方々は完全に忘れ去ったということでしょうか。
軍備の方は「まさかの事態」をことさら大きく言い立てて準備したがるのに、他の方面ではそのような「まさか」対策は何にも考えられないようです。