強盗殺人事件の犯人として死刑が確定していた袴田巌さんの再審で無罪の判決です。
www.yomiuri.co.jp捜査段階での自供以外にはほとんど証拠もない中、その後見つかったとされる血液の付着した衣服が証拠とされたのですが、それが捜査機関による捏造だとはっきりと断罪されました。
上記記事には県警幹部の「納得いかない」などと言う談話も載せられていますが、何をいうのやら。
反省するのがまずやるべきことでしょう。
検察はまだ控訴の可能性を残しています。
これまでの姿勢から見ると控訴するかもしれません。
しかし、検察のやるべきことはそれではないはずです。
はっきりと示された捜査機関の証拠捏造という犯罪をこれからでも検討することが必要なのでは。
冤罪を掛けられた人が無罪となるのは当然ですが、しかしこの事件は4人の人が殺害されるという大変なものでした。
テレビドラマではないですが「亡くなった被害者の無念をはらす」ことを使命と考えれば無罪の人をいつまでも追い続けるのはどうでしょう。
おそらく真犯人は逃れたままもう死んでいるでしょう。
袴田さんが無罪を主張しているのに真剣に向き合い、初期の頃に再捜査に当たっていればもしかしたら真犯人逮捕ができたかもしれません。
それを変な面子に囚われて時を無駄にし続けてしまった。
これ以外にも違法捜査で冤罪とした事件は多数存在します。
改善すべき点は数多くあるのでしょう。