再審を行なうこととなった袴田事件ですが、検察はまだ有罪立証にこだわるようです。
news.yahoo.co.jpほとんど物的証拠もなかった中で、血の付いた袴田さんの衣服が味噌タンクの中から見つかったというのが有罪の根拠となりました。
しかし1年間も味噌に漬かっていたにしては赤味の強い色調であったため、この証拠は捏造であるとしてきたのが弁護側の主張で、それがようやく認められました。
ところが検察はまだその色の保存があり得るという主張を続け、それに沿った立証をするとしています。
すでに非常な高齢となった袴田さんには時間は残されていません。
これからまた長期間の裁判など、明らかに袴田さんの寿命が尽きるのを待つかのようなやり方でしょう。
冤罪を作り出したのは警察かもしれませんが、それに加担してきたのが検察です。
それを反省するどころかさらに罪を重ねようとしています。
袴田さんだけでなく、被害者の殺害された人びとの霊も浮かばれないことでしょう。