本名を明らかにせずに続けているブログでこの話題を取り上げるのは危険性もありますが、やはり書いておきたい。
日本の名字の種類は非常に多いと言われています。
古代からの氏族、武士発祥の頃からの名に由来する名字、分家した場合の名字の分化、明治期の戸籍作成のための国民皆姓など、名字を増やす要因が歴史的に何度もあり、自然のままでいけば徐々に名字は減少していくはずのところ、逆に増加していきました。
そのような名字の状況についてまとめているサイトがあります。
名字由来netというところで、かなりの精度で集められているようです。
myoji-yurai.netただし、このところの個人情報過剰保護の影響でかなり情報収集も難しくなっているのではと心配しています。
このサイトでは名字を入力するとその概算の総数、地域別の分布等が一覧できます。
私の名字、(ないしょだけど、大して珍しいものではない)を入力すると人数は日本で900番目ほど。全国で約20000人いると出てきます。
分布地も最も多いところが長野県、そしてその周辺に広がっていることも分かります。
なお、あくまでも漢字でのデータ集積が行われており、私の名字は二字ですがそのうち一字は旧字体を使用する人が多い状態です。
そちらの旧字体での検索をすると、人口が全国で6000人程度と出てきます。
新字体、旧字体で別の一族を形成しているということはないはずなので、この合計が我が同姓一族の数となります。
というのも、旧字体から新字体への変更は非常に簡単であり、私自身は結婚して戸籍を新たに作った時に新字体にしてしまいましたが、私の親は何の機会も関係なくただやりたいからやってしまいました。
しかし私の兄・弟は旧字体のまま。現状ではこの名字サイトでは別の扱いとなっています。
それはともかく、全国で25000人余りという人数はそれほど多いとも言えず、私はこれまで学校、職場、近所などで同姓の人に出会ったことはありません。
一族発祥の地の長野に行けば親戚以外にもありそうなので出会うこともあるかもしれませんが。
特に現在居住の熊本県には非常に少ない名字のため、役所や銀行、郵便局でも名前を呼ばれれば確実に私だと特定でき、便利な一面なにをしていてもバレやすいという欠点もあります。(あの病院に行ってたねと言われるのもよくある話、内科ならまだいいけど)
娘の結婚相手は鹿児島県出身ですが、漢字はさほど珍しいものを使っているわけではないのですが、上述のサイトで検索してみるとその名字の全国人数は「20人」と出てきます。
つまり、ほとんど親戚だけ。
娘の一家は子供も生まれて4人ですが、それがもうかなりの割合となっていることになります。
少ないということでそれほど不都合もないのですが、ただ「印鑑は特注」というのは仕方ないことでしょう。
夫婦別姓選択制など、名字に関わる問題はかなり大きなものなのでしょう。