熊本日日新聞の記事より、魚類養殖で餌としている魚粉が高騰してコストが増し経営が難しくなっているということです。
(熊本日日新聞、2月15日より引用)
魚粉原料としてはイワシやカタクチイワシが多いようですが、南米産のカタクチイワシは世界各国での養殖用の需要が増えて足らなくなり価格高騰、日本近海のイワシは漁獲量に限りがありこちらも値上がりしているそうです。
天然魚の漁獲は資源に限りがあり量も不安定ということで養殖が広がってきましたが、その餌はイワシなどに依存、結局は天然資源頼りだったということで、その限界が見えてきたということでしょう。
記事の中には魚粉頼りを是正するとして昆虫などを使うことも模索されているということですが、これも必要量を確保するにはほど遠いでしょう。
どうやら魚を食料とすることの限界はすぐそばまで来ているようです。
世界の中でも特に魚食が盛んだった日本ですが、それが世界中に広まるともはや独り占めもできなくなるということでは。