ポイント付与などのアメ政策を何度やっても普及率の上がらないマイナンバーカードを強制的に普及させようと、保険証や運転免許証と共通化し紙の保険証などは廃止という方針を打ち出しました。
行動力はありそうということでデジタル相に起用した河野太郎ですが、思わぬ暴走を始めたようです。
上記新聞記事でも河野は「利便性を強調」していますが、利便性は半面「危険性」でもあることはもちろんであり、またデジタルには強い抵抗感を持つ高年齢層も反発することは必至であり、支持率低下の続く政権にとってさらに逆風となるかもしれません。
私はもう4年以上前にカードを作っていますが、今のところほとんど使い道も無い状態です。
最初のポイントだけは貰いましたが、今回の「銀行口座との紐付け」などは怖くてやる気にはなりません。
マイナカードは普段は本棚の隅に入れっぱなし、いや「大切に保管」していますが、免許証や保険証は当然ながら常時携帯しているものですから、一体化となればこれも常時携帯せざるを得ないでしょう。
ということは、紛失、盗難の危険性も高まることであり、もしもの時の被害も出るかもしれません。
あの「なんでもスマホ」も利便性こそ上がることはあっても、危険性は極めて高いものです。
リスクを減らすという観点から言えば、できるだけ大切なものは分散させることというのが当然なのですが、そういったことを考えもしない人が多い、しかも政権中枢に多いというのは困ったものです。
リスク観念の乏しい人に政治を任せるのが一番のリスクでしょう。
速やかに退任、政権からも退いてほしいものです。